━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □□●●□□□●●●□□●●□□ □●□□●□●□□●□●□□●□ 月刊 OSG E-mail 倶楽部 (第6号) □●□□●□□●□□□●□□□□ □●□□●□□□●□□●□●●□ □●□□●□●□□●□●□□●□ 2006年3月発行 □□●●□□□●●●□□●●□□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆☆☆ ━━ お待たせしました第6号、月刊 OSG E-mail倶楽部! 電子メールでお得意様にさまざまなOSG情報を毎月お届けします! こんにちは、OSGメルマガ担当の五十嵐です。 いや~、感激・感動しましたね~。トリノオリンピック。 選手の皆さんが一生懸命、自分のベストの力を出そうとしている姿に 感動するんでしょうね。 オリンピックに触発されて今シーズン、ボードやスキーを始めてみよう! 再開しよう!って思われた方も多いのでは?そう言う私もその一人。 一流選手の姿を見てイメージトレーニングはバッチリなのですが、実際の姿は…。 ますます選手たちを尊敬しちゃいました。 ┌── INDEX ──────────────────────────┐                                   (1)目からウロコ 技術の玉手箱 Vol.6  (2)特集(製品情報)LHスティックス (3)アメリカ駐在員発 英語よもやま噺  第6話 └────────────────────────────────┘ □================================================================== ■技術の玉手箱  Vol.6  ◇◆ ゲージ今昔物語 後編 ◆◇ □================================================================== さてさて、前回にひき続き、ゲージのお話をさせていただきます。 ゲージ今昔物語 後編「検査用と工作用」。 その前に少しだけ前編の復習をいたしましょう。 一般的に製品のねじ合否判定に使われるのは、ねじ用限界ゲージと呼ばれます。 通り側と止り側で1セットとなっていて、通り側が無理なく通り、 止り側が2回転以上ねじ込まれなければ、そのねじは合格となる!…でしたね。 今回は、その止り側の種類と違いについてご説明いたします。 めねじとおねじがありますが、ややこしくなるので、ここではめねじに しぼって話を進めます。 まず、めねじの許容差、というものを思い描いてみてください。 「ココからココまでの大きさで出来ていればいいよ」という幅のことです。 で、止り側ゲージは「これより大きいとダメ!」という大きさで作られています。 ところが、ここで「検査用」と「工作用」が登場するんですね。 検査用は【IP】、工作用は【WP】と呼ばれ、どちらも止り側ゲージです。 ただ、微妙に、位置関係の違いがあるのです…。 ちなみに通り側は1種類で【GP】です。 図で表してみました。ぜひ、こちらをご覧になってから、続きをお読みください。  ⇒http://www.osg.co.jp/products/club/pdf/limitgauge2.pdf  注目していただきたいのは、検査用【IP】と工作用【WP】の位置です。  許容差の幅の内側にあるのが、工作用の【WP】。  許容差の幅の外側にあるのが、検査用の【IP】。 つまり、工作用で合格しためねじは、必ず検査用でも合格するような設定なのです。 作業者の方が現場で、工作用OK→最終検査で、検査用OK。 納入業者さんが、工作用OK→受入先さんが、検査用OK。 …何の問題もありません。みんな笑顔で仕事ができます。 ところが!これが逆だと、大変悲しい結果になってしまいます。 検査用で合格した部品を、意気揚々と取引先に持って行ったら 受入検査は工作用で行っていて、「全数不合格!」で返品…。泣けます。 いくら「検査用ではちゃんと合格してます」と力説しても、 すんなーり受け入れてもらうのは難しいですよね。 こんなことにならないために、両者の違いをよく理解していただき、 正しくゲージをご使用ください。 ここまでのご説明は、従来JIS 1級~3級 での話です。 現在のJIS(ISO等級)には、工作用・検査用の区別はありません。 止り側は、【NP】の1種類のみです。 先ほどの図でご確認いただくと、わかりやすいかと思います。 ・・・いかがでしょうか。 ゲージについてのモヤモヤが、少しはスッキリしていただけたことを願いつつ ゲージ今昔物語をひとまず終わらせていただきます。 □================================================================== ■製品情報 ◇◆ LHスティックス ◆◇  □================================================================== LHスティックスをご存知ですか? おそらく知っている方はほとんどいらっしゃらないのでは? 隙間商売の製品ですから…と言いましても、月に1.5億本以上は世界の市場に 流通しています。 この数量を多いと感じるか少ないと感じるかは別ですが…。 さて、LHスティックスとは【LHスティックス】という商標登録名で 1985年に開発された“特殊な駆動部”をもった特許【ねじ】のことで、 ねじ締結の合理性を追求し「トルク伝達力が高く」「カムアウトがない」 といった理想的なねじのあり方を求め、「駆動角をゼロ」に限りなく近づける ことで創りあげたものです。 ねじ締結にあまり携わってない方に分かりやすく説明しましょう。 ドライバーを挿入する穴(駆動部)が【+】や【-】ではなくて、 【星型(6溝や5溝)】や【ベンツマーク型(3溝)】といった特殊な形状をしています。 その特長ある形が、締結時に発生するトルクをより良く伝達できる“創造物”に なっているわけです。ただ単に★型になっているわけではありません。 用途としては 「高トルクでねじを締め付けたい!」 「微妙なトルク調整をしたい!」 「取り外し防止ねじを使わなければならない!」 「設計上スペースがないので薄頭ねじを使いたい!」 といった、「ねじ」を「単なるねじ」としてとらえず、どちらかというと 重要な部品と認識していただけるところに多く使われています。 お馴染みの製品でいうと【携帯電話】【ハードディスクドライブ】が挙げらます。 携帯電話においては、我々のねじは日本国内市場で大きなシェアを確保しています。 またHDDにおいても1インチ以下の小型製品では、0.8mm・1mmねじが使用され、 大きなシェアとなっています。それだけ「良い駆動部」だと評価を頂いています。 他には、車のエンジン周りにも取り外し防止ボルトとして使われてます。 また六角ボルトに変わる軽量化に最適な「アウトタイプの薄頭ボルト」もあります! こんなねじ、ボルトを使ってみたい!と思われる方はホームページを覗いてください。 LHスティックス ▽ http://www.osg.co.jp/products/lhstix/index.html □================================================================== ■英語よもやま噺  第6話  ◇◆ Bags under eyes ◆◇             □================================================================== Bags under eyes.(バグズ・アンダー・アイズ) Bags(バグズ、袋) under(アンダー、下)eyes(アイ、目) 目の下の袋? 徹夜したり、飲みすぎた翌朝など、目の下に隈を作ると言いますが、 英語では‘He has bags under his eyes.’といった言い方をします。 眼は二つありますから、Eyesと複数になります。 「彼の目の下に袋が付いてる。」「やつれて目の下が弛んでる、隈が出来てる。」 という意味。 日本では目の下が黒っぽくなると見ますが、英語では白人のせいか 黒くなるより目の下が疲れで弛んで袋のように見えるからなのかも。 もちろん‘Dark circle under eyes.(黒い輪っかが目の下に)’とも言います。 ひょっとすると Bag を作るのはお肌に張りの無くなった年寄りで、 Dark circle を作るのはお肌に張りのある若い人なのかもしれません。 喧嘩でぶん殴られて目の周りにアザを作った時は、Dark eye ではありません。 殴られた経験のある人にはわかると思いますが、とても痛くて Dark 程度ではありません、真っ黒、Black になります。 よほど喧嘩が弱くない限り、両方の目をぶん殴られることはないので、 普通は片方だけですから、単数のBlack eye.  こっぴどく両目をやられた場合には、Black eyes と複数にするのを忘れないで。 ここで日本人にとって問題になるのが発音。 簡単に言うと我々日本人は Bag と Bug(袋 と 虫)の違いを明確に発音出来ない。 日本語では両方とも我々にとっては ア でしかありませんから、 バグとやると時には「袋」となり、時によっては「虫」になってしまいます。 わたしがやっている方法は ア を言う時に Bag の時は口を横に広く広げながら言い、 Bug の時は縦に広げながら ア というと大体通じます。 細かく言うと、Bag の時には、アとエの中間の感じの音ですから、 口元はエと言う時のように横に長く開いて、口の先(歯のあたり)で ア と言い、 Bug の時にはオとアの中間くらいの口の形を作り、口の奥の方で アと言います。 毎度のCommentですが、この発音方法は我流のやり方ですので、 正しく上品に喋りたい方は正式に習われた方が宜しいかと思います。 -------------------------------------------------------------------- 【ご意見・ご要望はこちらまで】 OSG企画部 E-mail倶楽部担当宛 mailto:news-info@osg.co.jp -------------------------------------------------------------------- 【OSG E-mail 倶楽部の受信を希望されない方】 誠にお手数ですが、下記アドレスでご退会手続き願います。 /products/club/index.php 【メールアドレス等の登録情報を変更されたい方】 誠にお手数ですが、一度退会手続きの上、再登録をお願い致します。 /products/club/index.php -------------------------------------------------------------------- 【このメールはOSG E-mail倶楽部会員様に自動的にお送りしております】     このメールに対して返信しないようお願いいたします。   このメールに心当たりのない場合やご不明な点がある場合は、   mailto:news-info@osg.co.jp までご連絡ください。 ==================================================================== 発行:オーエスジー(株) 企画部 http://www.osg.co.jp/ OSG E-mail倶楽部の記事を許可なく転載することを禁じます。 copyrights(c)OSG Corporation. 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