━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □□●●□□□●●●□□●●□□ □●□□●□●□□●□●□□●□ 月刊 OSG E-mail 倶楽部 (第18号) □●□□●□□●□□□●□□□□ □●□□●□□□●□□●□●●□ □●□□●□●□□●□●□□●□ 2007年03月発行 □□●●□□□●●●□□●●□□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆☆☆ ━━ お待たせしました第18号、月刊 OSG E-mail倶楽部! 電子メールでお得意様にさまざまなOSG情報を毎月お届けします! こんにちは、OSGメルマガ担当の五十嵐です。 今年は異常な暖冬でしたね。やはり地球がおかしなことになってるんでしょうか。 納豆がダイエットに効果ありと分かれば、即座に買いに走ったり行動に起こせるのに、 いざ環境だとか地球だとか言い始めると、少し腰が重くなってしまう・・・。 冷暖房の温度を1℃調整するとか、こまめに電気を消すとか 小さなことでも自分ができる範囲から始めると何か変わるかも。 ┌── INDEX ──────────────────────────┐                                   (1)目からウロコ 技術の玉手箱 Vol.18  (2)特集(会社情報) ゼロエミッション活動  (3)アメリカ駐在員発 英語よもやま噺  第18話 └────────────────────────────────┘ □================================================================== ■技術の玉手箱  Vol.18 ◇◆ 油剤の話 ◆◇ □================================================================== 「材料も工具も変えていないのに、耐久が半減した!」 とお怒りのお客さまによくよく話を聞いてみると、 実は切削油剤が変わっていた・・・という話はけっこう耳にします。 地球環境に優しい油は、残念ながら工具に優しくないことが多いです。 有効な潤滑成分である塩素系極圧添加剤を完全に除外した、新しいJIS規格が 2000年12月に公布されました。いわゆる「塩素フリー」化ですね。 不水溶性(油性)切削油剤 ⇒ 水溶性切削油剤 水溶性の中でも潤滑性の高いエマルションタイプ ⇒ 透明のソリュブル・ソリューションタイプ・・・と、世の流れは どんどんサラサラの水っぽ~いタイプへ。 また、ヨーロッパにおける殺菌剤指令【Biocide Directive】も要注意です。 現在使用されている殺菌剤の70%が市場から消えるとも予想されており、 切削油剤にとってはますます厳しい状況が待ち受けています。 各油剤メーカさんも、これら環境対応製品の開発・研究に積極的に取り組んで おられますが 「環境への影響ゼロ、工具の耐久は抜群で、しかも安い!」 という夢のような切削油剤はなかなか登場しません。 私たち工具メーカも同様で 「完全ドライで、アルミもステンレスもサクサク切れて、しかも安い!」 という工具の開発には至っていないのが現状です・・・。 切削油剤の潤滑性が不足したときに、最も影響を受ける工具はドリルとタップです。 特にステンレスのような難削材の場合は影響が大きく、耐久が5分の1になったとか 数穴で折損したといったご相談を受けることもありますね。 いろいろな事情で不水溶性(油性)の切削油剤が使えなくなった時 穴加工・ねじ加工でお奨めの水溶性はエマルションタイプです。 希釈すると白く濁るタイプで、水溶性の中では最も潤滑性に優れています。 希釈倍率も加工に大きく影響します。 潤滑性が必要な場合は、5~10倍の希釈にてトライしてみてください。 環境に優しくて、潤滑性も冷却性もばっちりで、劣化しなくて、安い油! ・・・できるといいですねぇ。 □================================================================== ■会社情報(環境)◇◆ ゼロエミッション活動 ◆◇  □================================================================== 当社では、『捨てる過去』から『生かす未来』へと、環境改善活動に積極的に 取り組んでいます。 『環境に優しい製品』をご提供することを基本に、当社においても "ゴミになるものは買わない" 入口(購入)と "廃棄物を減らす" 出口(排出)の 管理を推進し、廃棄物の総量削減とリサイクル化に力を注いできました。 中でも2005年度から総廃棄物量に対する埋立て比率を1%以下とする "ゼロエミッション活動" に取り組み、グループ会社を含む8事業所で認定が 完了しました。 残る1事業所についても本年度の早い時期に認定できるよう活動を進めています。  環境への取り組みはこちらから ▽ http://www.osg.co.jp/company/place/index.html □================================================================== ■英語よもやま噺  第18話 ◇◆ License Plate ◆◇             □================================================================== License Plate(ライセンス・プレート) 日本語の「車のナンバープレート」です。 私が大昔に(?)Americaに来た当初は、毎年、新しい金属で出来た License Plate(ライセンス・プレート)自体を付け替えていました。 よく、テレビでレストランや、飲み屋などで、いろいろな古いナンバープレートを 壁に沢山貼り付けてあるのを見たことがあると思います。 昔は毎年付け替えていたので、装飾用に License Plate を集めてもすぐに 集まりました。 各州によって色やデザインも違いますし、集めて楽しいものだと思います。 私も毎年日本にいる友達に何枚か送ってあげた事がありました。 でも最近はもう駄目です。 新しい License Plate を入手するには License Fee を払います。 つまり、州政府に対する車両税にあたります。 License Plate の製作は、刑務所の服役者の仕事になっていたそうですが、 毎年金属製の License Plate を作るのは税金の無駄遣いということで 小さなステッカーを毎年貼ることに代わりました。 日本みたいに役所の管理のもとで Plate を付けて封印、なんてことはしません。 車を買いに行って、駐車場に停まっている車を選んだら、その場で key をもらって 乗って帰れます。  そう、電気屋に行って、デジカメを買うのと一緒です。 当然ですが、手付金を払います。  残りは後日貯金から払ったり、銀行に借金して払います。 新車ですからナンバープレートは当然ついていません。  その代わり、番号が印刷してあるナンバープレート申請中と書いた紙切れを 後ろのナンバープレートの場所につけたり、後ろの窓ガラスにセロハンテープで 貼り付けるだけで公道を走れます。 車を買うために乗ってきた古い方の車は、下取りに出すのでその場で 引き取ってくれます。 極端なケースは、新しい車を買う手続きが終わって帰る時には 私が持っていった古い車がもう駐車場に止められて、 “For Sale”の札がついて売りに出てました。 後日、正式な License Plate が郵便で送られて来て、ドライバーを使って自分で 取り付けます。 州毎に License Plate が違いますが、その上の端、下の端などに 州のキャッチ・フレーズのような言葉が付いてます。 おらが自慢の故郷といったところです。 Illinois(イリノイ州)は【Land of Lincoln】(ランド・オブ・リンカーン)。 リンカーンが生まれたのは Kentucky(ケンタッキー)ですが、 弁護士になり議員、大統領と経歴を積んだのは Illinois です。 つまり偉大なるリンカーン大統領を送り出した名誉ある州。 Kentucky は【Bluegrass State】。 Bluegrass(ブルーグラス)というのは柔らかい放牧に適した草。 地平線まで広がった風にゆれる Bluegrass の草原はまるで波打つ海原のようで、 ケンタッキーダービーでも有名な、競争馬を育てる緑豊かな牧場といった イメージです。 Pennsylvania(ペンシルベニア州)は【Key Stone State】(キー・ストーン、基礎石)。 合衆国独立の要となった州だから。 Georgia(ジョージア州)は昔、【Peach State】(桃が名産らしい)でしたが、 先日 Georgia へ出張して License Plates 見てみますと、 【Georgia on my mind】 という歌の台詞に変わってました。 Hawaii(ハワイ州)はもちろん【Aloha State】。 50個続けるとうんざりするので、他はまた別の機会に。 ちなみに当社アメリカの社長の車の License Plate の番号は “OSG USA”となってます。かっこいいでしょう? -------------------------------------------------------------------- 【ご意見・ご要望はこちらまで】 OSG企画部 E-mail倶楽部担当宛 mailto:news-info@osg.co.jp -------------------------------------------------------------------- 【OSG E-mail 倶楽部の受信を希望されない方】 誠にお手数ですが、下記アドレスでご退会手続き願います。 /products/club/index.php 【メールアドレス等の登録情報を変更されたい方】 誠にお手数ですが、一度退会手続きの上、再登録をお願い致します。 /products/club/index.php -------------------------------------------------------------------- 【このメールはOSG E-mail倶楽部会員様に自動的にお送りしております】     このメールに対して返信しないようお願いいたします。   このメールに心当たりのない場合やご不明な点がある場合は、   mailto:news-info@osg.co.jp までご連絡ください。 ==================================================================== 発行:オーエスジー(株) 企画部 http://www.osg.co.jp/ OSG E-mail倶楽部の記事を許可なく転載することを禁じます。 copyrights(c)OSG Corporation. All rights reserved. ====================================================================