━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □□●●□□□●●●□□●●□□ □●□□●□●□□●□●□□●□ 月刊 OSG E-mail 倶楽部 (第21号) □●□□●□□●□□□●□□□□ □●□□●□□□●□□●□●●□ □●□□●□●□□●□●□□●□ 2007年06月発行 □□●●□□□●●●□□●●□□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆☆☆ ━━ お待たせしました第21号、月刊 OSG E-mail倶楽部! 電子メールでお得意様にさまざまなOSG情報を毎月お届けします! こんにちは、OSGメルマガ担当の五十嵐です。 暦は6月。気温だけ見るとまだ6月?っていうくらい暑い日が続きます。 4月5月だというのに真夏日があったり、日中はやたら暑いのに朝夕は冷えたり。 雨が降るときは、南国のスコール並みにドカッと降ったり。 日本列島が温帯気候から熱帯気候になって、四季が無くなる日も来る? そんな日本、想像したくないです。 ┌── INDEX ──────────────────────────┐                                   (1)目からウロコ 技術の玉手箱 Vol.21  (2)特集(製品情報) 大好評!超硬高硬度鋼用ハンドタップ VX-OT (3)アメリカ駐在員発 英語よもやま噺  第21話 └────────────────────────────────┘ □================================================================== ■技術の玉手箱  Vol.21 ◇◆ 読めますか?「粍」 ◆◇ □================================================================== 今日は、漢字の話です。 長さの単位メートルは「m」ですが、漢字では「米」を使います。  三米=サンメートル=3m 同じように、ミリメートルやセンチメートルにもちゃんと漢字があるのでご紹介します。  粁=キロメートル=1000m  粨=ヘクトメートル=100m  籵=デカメートル=10m  米=メートル  粉=デシメートル=1/10m  糎=センチメートル=1/100m  粍=ミリメートル=1/1000m ヘクト、デカ、デシは日常的にほとんど使わないのでピンときませんが 「へえ~、米(メートル)が千で、キロメートルね。  そういえば、利率の計算の時に、○分○厘(ナンブナンリン)とか言うよね」 と、妙に納得してしまった筆者であります。 これ、実によくできていて、応用も簡単。 重さの単位に「g(グラム)」がありますが、やっぱり漢字があるのです。  瓩=キログラム=1000g  瓦=グラム  瓱=ミリグラム=1/1000g 単位の漢字、調べだすと結構ハマリます・・・。 ちなみに、工具の世界で時々使う「インチ」は「吋」と書きます。 1インチ=25.4ミリメートルの換算はこのメルマガの最初の方でご紹介しましたね。 メールマガジンバックナンバー第3号 ▽ /products/club/bn_txt/0512.txt □================================================================== ■製品情報 ◇◆ 大好評!超硬高硬度鋼用ハンドタップ VX-OT ◆◇  □================================================================== 超硬タップの中でヒット商品となっている、超硬高硬度鋼用ハンドタップ『VX-OT』。 発売されて既に12年ほど経過していますが、いまだに好評を得ています。 そもそも『VX-OT』発売前の高硬度材用のタップは、 『CPM(粉末ハイス)タップシリーズ』でした。 CPMタップシリーズは、40HRCまでの硬さの鋼を対象としたタップでしたので、 さらに40HRC以上の硬い鋼にねじ立てできるタップの要望があり開発に着手しました。 CPMより硬いタップ材として選んだのは超硬。 コーティングも硬度の大きいTiCNをベースとしたVコーティングを採用しました。 刃先もタップでは珍しいネガのすくい角で、ねじレリーフはかなり大きい エキセントリックレリーフとし、それまでの常識とはかけ離れたものとなりました。 いざ、切削試験を行うと狙いどころの40~50HRCはあまりねじ立てができずに、 狙いを超えた50HRC以上が楽々切れるタップができました。 そこからは逆にニーズの調査です。 60HRC近い材料と言えば、金型で使われているダイス鋼が思い浮かびます。 金型屋さんでは、放電でねじ立てすることを知っていましたので、 長時間かかる放電に代わる工具として売り出すこととしました。 限られた分野でもあり、大量生産する部品用の工具でもないので それほどの本数が売れるとは考えていませんでした。 実際にいざ売り出してみると、金型屋さんの他にも治具などの部品屋さんに 多く購入いただいています。 ねじ立てを忘れて熱処理した場合の修理として使われているようで、 『VX-OT』が売れれば売れるほど、加工忘れをしたお客さんが多いことに驚きます。 お客さんからよく 「VX-OTはいいタップですね。いざという時のために各サイズ揃えて持ってます。」 と言われます。 ニーズとは誰もが予想する範囲でしかなく、ホームランになる新製品とは ニーズを越えたところにあると実感した製品でした。 もちろん、その後当初の狙いだった40~50HRCの鋼用タップとして 『V-XPM-HT』を開発しています。 高硬度鋼用タップシリーズカタログ Vol.2はこちらから ▽ http://www.osg.co.jp/products/tap/list.html また高硬度鋼用ドリルシリーズも取り揃えています。 詳細は「高硬度鋼用超硬ドリルシリーズカタログ Vol.2」を参照下さい。 ▽ http://www.osg.co.jp/products/drill/list.html □================================================================== ■英語よもやま噺  第21話 ◇◆ Lemon ◆◇             □================================================================== Lemon (レモン) 果物の Lemon(レモン)です。 でも今日の意味は違います。 前号から続く車特集ですから。 欠陥品、とでも言いましょうか。 Lemon とか Lemon car といいますと、故障の多い悪い車。 新車なのに窓が開かなかったり、エンジンがすぐ止まってしまったりする車の事です。 おそらく外見は鮮やかで、中身は酸っぱいからでしょうか。 外観は綺麗だけど、食べるととても酸っぱい。 Sour taste(サワー・テイスト)というと、酸っぱい味、苦い、苦い経験。 こんな車買わなきゃ良かった。苦い経験から後悔する。というイメージでしょうか。 今の車は高品質で Trouble Free で想像がつかないかもしれませんが、 ちょっと昔には金曜日と月曜日にできた車は買わない方がいいという事が まことしやかに言われていました。 理由は金曜日は明日は休みということで、皆そわそわして注意力散漫。 月曜は休み明けで、週末に遊びつかれてボケーっとして仕事するので駄目。 ネジの一つや二つ付け忘れてしまうかもしれない。 というわけで、金曜日製と月曜日製(?)は避けた方がいい、というわけです。 大変昔の話ですが、新車を買ってドアの中でカタカタ音がするのが気になって 開けてみると、コーラのビンが入っていて、御丁寧に「やっと見つけたか」と 書いた紙まで入っていたケースがあると聞いた事があります。 おそらくJokeでしょうけど。 何曜日に作られたか、調べて分るわけでもなし。 ただ、当時の労働者の質、態度からこんなJokeができたのかも。 変な事をやるといくら大きな会社でもすぐ潰れる今日この頃、 Lemon を作らないように(?)頑張りましょう。 -------------------------------------------------------------------- 【ご意見・ご要望はこちらまで】 OSG企画部 E-mail倶楽部担当宛 mailto:news-info@osg.co.jp -------------------------------------------------------------------- 【OSG E-mail 倶楽部の受信を希望されない方】 誠にお手数ですが、下記アドレスでご退会手続き願います。 /products/club/index.php 【メールアドレス等の登録情報を変更されたい方】 誠にお手数ですが、一度退会手続きの上、再登録をお願い致します。 /products/club/index.php -------------------------------------------------------------------- 【このメールはOSG E-mail倶楽部会員様に自動的にお送りしております】     このメールに対して返信しないようお願いいたします。   このメールに心当たりのない場合やご不明な点がある場合は、   mailto:news-info@osg.co.jp までご連絡ください。 ==================================================================== 発行:オーエスジー(株) 企画部 http://www.osg.co.jp/ OSG E-mail倶楽部の記事を許可なく転載することを禁じます。 copyrights(c)OSG Corporation. All rights reserved. ====================================================================