╋■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃                                               ┃月刊 OSG E-mail 倶楽部 (第64号)          2011年 1月発行 ┃ ╋□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ お待たせしました第64号、月刊 OSG E-mail倶楽部! 電子メールでお得意様にさまざまなOSG情報を毎月お届けします! 新年明けましておめでとうございます。 本年もOSG月刊メールマガジンをどうぞ宜しくお願いいたします。 今回からメルマガを担当いたします、右京和磨(うきょうかずま)と申します。 持ち前の明るさと元気、そして五十嵐先輩に負けない熱意を持って、食に限らず 様々な話題をお届けしていきたいと思います。何卒宜しくお願いいたします。 さて、お正月といえばおせち料理にお雑煮ですね。 お雑煮は各地域で異なった味付け、食材が使われるとよく聞きますよね。 関東は醤油ベースに角餅、関西は白味噌に丸餅と、各地域で違いますよね。 京都出身の私の実家では、もちろん白味噌タイプ!…と思いきや、 昼は関東風のお雑煮、夜は関西風のお雑煮を頂きます。 いろんな地方のお雑煮を食べるのも、なかなか乙なものですよ。 それではOSG月刊メールマガジン64号、どうか最後までお付き合い下さい。 ┌── INDEX ──────────────────────────┐                                   (1)目からウロコ  技術の玉手箱 Vol.64  (2)特集(製品情報) SEMICON JAPAN2010に出展 高難度な穴加工  (3)アメリカ駐在員発 英語よもやま噺  第56話 └────────────────────────────────┘ □================================================================== ■技術の玉手箱  Vol.64◇◆ もみつけ ◆◇ □================================================================== 本日のテーマは、穴加工で耳にする「もみつけ」です。 表記される場合、ひらがなだったりカタカナだったりしますが 本日は「もみつけ」で話を進めさせていただきます。 もみつけとは、センタリングのことです。 ドリルで穴加工をする際、位置精度や穴精度を上げるために行う前加工を、こう呼びます。 ドリルの先端にはチゼルエッジという平らな部分があるのをご存知ですか? このチゼルエッジをいかに小さく、薄くしてやるかが工具メーカの腕の見せどころで 各社、工夫をこらしたシンニング(中心部の刃付け)を施しますが・・・、 残念ながら、完全にゼロにするのは不可能だと言われています。 そこで登場するのが、センタリング専用の工具です。 オーエスジーではリーディングドリルの名称でご愛用いただいております。 スポットドリル、スターティングドリルと呼び名はいろいろありますが、用途は位置決めです。 また、面取り用の工具としてもお使いいただけます。 では、ここで、お客様からよくあるセンタリングと面取りのQ&Aをご紹介しましょう。 Q「ドリルの前には必ずもみつけが必要ですか?」 A「絶対必要とは限りません。必要かどうかは穴位置精度によります。   具体的には、穴位置精度0.05mm以下の場合は入れた方が良いでしょう。   機械やホルダの振れにもよりますが、剛性のあるオーエスジーのスタブ形ドリルは   もみつけなしで加工することも充分可能です。   厳しい位置精度が求められる場合、長めのドリルを使用する場合、   加工面がデコボコしていたり曲面・斜面の場合は、ドリル前のセンタリングが有効です」 Q「C面取りをかねて必ずもみつけしているのに、どうもドリルの寿命が悪いんだけど」 A「90°で面取りした箇所にドリルを突っ込むと、ドリルの方が120~140°と鈍角なので   肩の部分から当って摩耗が進んでしまいます。   ドリルは先端のシンニング部分で中心に入っていく構造になっているため、肩から   入ることは寿命にも穴精度にも良くないです。   センタリングを効果的に入れるには、ポンチ程度の小さな穴にしておくか   ドリルの先端角と同じかそれ以上の鈍角にすることです」 Q「リーディングドリルって面取り用だから、横引きして面取り加工してもいいよね?」 A「リーディングドリルの切れ刃は突っ込み方向での使用を前提としています。   横引きに適した刃をつけていませんので、お奨めできません。   横引きの面取りは、専用の面取り用工具をご使用ください」 これらのQ&AはHP「製品FAQ よくあるご質問」でもご紹介しております。 ぜひ、一度ご覧ください。 http://www.osg.co.jp/products/faq/drill/05.html http://www.osg.co.jp/products/faq/drill/03.html □================================================================== ■特集(製品情報) ◇◆ SEMICON JAPAN2010に出展 高難度な穴加工 ◆◇                       □================================================================== 半導体製造装置・材料の国際展示会、SEMICON JAPANに初めて出展しました。 三日間で66,600人の来場者。韓国や台湾、中国とアジアからの来場者が目につきました。 さて、当社では半導体装置の製造と関連部品の製造双方に貢献出来そうな工具を展示。 やはり、普段我々が接している被削材とは異なる材料のご相談が多かったですね。 樹脂、セラミックに脆性材各種。 また合わせてご相談が多かったのが、加工をしてくれる会社と加工機の相談。 その内容を公開することは出来ませんが、小径穴加工にソリューションを提供出来る 工具を2つ紹介したいと思います。 一つ目は当社の最小径ドリル、「極小径超硬ドリルシリーズ UVM」。 最小径0.02mmからのラインナップは高精度なシャンク径で汎用ドリルとは一線を画す品質体制。 微細な穴加工のお困りごとにお応えします。 穴の精度、曲り、工具の耐久性等お困りの場合に是非。 二つ目は「マイクロレボリューションドリル」。 Φ0.5~Φ3、0.01mm毎のラインナップで10Dまでの穴加工に対応。 今後も小径穴加工により有効なソリューション提供を目指してまいります。 極小径超硬ドリルシリーズ UVM ▽▽▽ http://www.osg.co.jp/products/drill/000679.html マイクロレボリューションドリル ▽▽▽ http://www.osg.co.jp/products/drill/000165.html □================================================================== ■英語よもやま噺  第56話 ◇◆ Working on it ◆◇         □================================================================== Working on it(ワーキング・オン・イット) それを(on it)やっている(working) 今やってるところ。やってる途中。 進めております。やっております。 「反町君、先週の出張のレポートは?」 「I am working on it.(アイ・アム・ワーキング・オン・イット)  ああ、ミッちゃん、申し訳ない、今、書いているところです」   「先週やった新製品のテストの結果報告書は?」 「I am working on it.(アイ・アム・ワーキング・オン・イット)  いま揃えております」 「来週の会議の資料の準備は?」 「I am working on it.(アイ・アム・ワーキング・オン・イット)  いまやっております」 「フーン。アナタやりかけの仕事が多くて大変だわネ?  やりかけの仕事バッ・カ・リ、みたいネ?  蕎麦屋の出前、みたいネ?  どれか一つずつ片付けて行った方が良いと思うわヨ」 「マッタクその通りでございます。  I am working on it.(アイ・アム・ワーキング・オン・イット)  そのうちにやろうと思ってます」 -------------------------------------------------------------------- 【ご意見・ご要望はこちらまで】 OSG企画部 E-mail倶楽部担当宛 mailto:news-info@osg.co.jp -------------------------------------------------------------------- 【OSG E-mail 倶楽部の受信を希望されない方】 誠にお手数ですが、下記アドレスでご退会手続き願います。 /support/club/withdrawal.php 【メールアドレス等の登録情報を変更されたい方】 誠にお手数ですが、一度退会手続きの上、再登録をお願い致します。 /support/club/index.php -------------------------------------------------------------------- 【このメールはOSG E-mail倶楽部会員様に自動的にお送りしております】     このメールに対して返信しないようお願いいたします。   このメールに心当たりのない場合やご不明な点がある場合は、   mailto:news-info@osg.co.jp までご連絡ください。 ==================================================================== 発行:オーエスジー(株) 企画部 http://www.osg.co.jp/ OSG E-mail倶楽部の記事を許可なく転載することを禁じます。 copyrights(c)OSG Corporation. All rights reserved. ====================================================================