╋■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃                                  ┃月刊 OSG E-mail 倶楽部 (第94号)         2013年7月発行 ┃ ╋□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ お待たせしました第94号、月刊 OSG E-mail倶楽部! 電子メールでお得意様にさまざまなOSG情報を毎月お届けします! 本メールマガジンは、以前に、弊社主催のセミナー・イベントに参加 頂いた方やOSG E-mail 倶楽部へ入会頂いた方、あるいはお名刺の交換や メールでのやり取りをさせて頂いた方にお送りしております。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ みなさんこんにちは、メルマガ担当の右京です。 本格的な夏ももうすぐ。 一昨年よりも去年、去年よりも今年のほうが暑いと感じるのは右京だけでしょうか? 毎年東三河地方で開催される手筒花火を見ると、今年も夏がやってきたと実感します。 何百年も前からある祭りが今でも大切に受け継がれていると思うと、 歴史の重みを感じます。 それではOSG月刊メールマガジン7月号、どうぞ最後までお付き合いください。 ┌── INDEX ──────────────────────────┐  (1)目からウロコ 技術の玉手箱 Vol.94 (2)特集(展示会情報) 展示会出展報告(機械要素技術展 M-Tech) (3)OSG TAP & DIE, INC発 OSG Cutting News -Aerospace Edition,2013-                └────────────────────────────────┘ □================================================================== ■技術の玉手箱  Vol.94 ◇◆ 食付きゼロのタップ ◆◇ □================================================================== 「食付きゼロのタップはどれですか。・・・えっ、ない?どうしてないんですか?」 とおっしゃる方に納得して頂くためには、タッピングの原理から説明する必要があり かなり難しいです。 そもそも、なぜタップには食付きが要るのか。 食付きの働きは何なのか、という点を本日の玉手箱のお題にしたいと思います。 ドリルやエンドミルにはなくて、タップにあるのが「食付き」です。 食付きは、タップ先端を斜めに切り取った部分で、ここが切れ刃になります。 ではタップの切れ刃はどこを削っているのかをはっきりさせておきましょう。 タップが削るのは、めねじの螺旋状のねじ溝部分だけ。 なので、タップ加工の前にまずドリルで下穴をあけます。 タップの先端が尖っていると、ぐりぐり回せば穴があきそうな気がしますが、 あきません。 食付きの先端は下穴より少し小さく作ってあり、先っぽだけ穴に入ります。 最初の山が削るのはほんの僅か。 でも回転に合わせ、次から次へと少しずつ太くなった山が現れ、自分の高さ分だけ 壁の側面を削っていきます。 1回転したら、先端の1山分だけ穴にもぐって、残りの山は待機状態。 ひとつの切れ刃に注目すると、常にひとつ前の切れ刃が取り残した部分を削りながら 進んでいきます。 食付きが終わり、最初の完全山が通るとねじの三角形が完成! これを繰り返し、少しずつ奥の壁面を削ってめねじを作ります。 食付き3山、溝が4本のタップで加工する場合は、3×4=12となり 12の切れ刃でひとつのねじ山を削っていくんですね。 ここで、食付きゼロ山のタップを考えてみましょう。 食付き0山、溝が4本とすると、0×4=0 切れ刃ゼロではねじは削れません。 OSGがカタログに掲載している中で最も食付きの短いタップは 『VP-SC-NRT(VPニューロールショートチャンファー形)』で食付き1山。 SCはショートチャンファーの略で、「短い食付き」そのまんまの意味です。 止り穴用のスパイラルタップでは、食付き1.5山の『EX-SC-SFT』があります。 短い食付きには大きな切削抵抗がかかり、一般的なものと比較すると寿命も仕上げ面も 良くありません。 それでも、下穴余裕がない加工時に「これでなくっちゃ!」と頼られる人気者です。 □================================================================== ■特集(展示会情報) ◇◆ 展示会出展報告(機械要素技術展 M-Tech) ◆◇            □================================================================== 6月19日~21日まで東京ビッグサイトで開催された 「日本 ものづくりワールド2013」内「第17回 機械要素技術展(M-Tech)」へ 初出展しました! あまり天候には恵まれなかった3日間でしたが、一時は通路を歩くのも困難な ほどの来場者で、オーエスジーブースにも多くの方に足を運んでいただき ありがとうございました。 今回はグループ会社の「オーエスジーコーティングサービス」「青山製作所」も 同ブースに出展。 また、「オーエスジーシステムプロダクツ」はねじ・締結技術コーナーにて出展。 オーエスジーの総合力を感じていただけたのではないかと思っています。 今回の展示の一部はこちらから 転造工具 新表面処理「SQT」、新材種「PD・PDZ」 http://www.osg.co.jp/products/rolling_dies/#001290?mail_m1307 インデキサブルツール「OSG PHOENIXシリーズ」  http://www.osg.co.jp/products/throw/osg_phoenix/001128.html?mail_m1307 静かなる重切削「サイレントラフィングエンドミルシリーズ」  http://www.osg.co.jp/products/endmill/001165.html?mail_m1307 グループ会社「オーエスジーコーティングサービス(OCS)」(コーティング)  http://www.e-ocs.com/top.html グループ会社「青山製作所」(バンドソー)  http://www.aoyamass.co.jp/ グループ会社「オーエスジーシステムプロダクツ(OSP)」(ねじ)  http://www.j-osp.com/   今後も様々な展示会に出展予定です。 オーエスジーの提案力にご期待ください! □================================================================== ■OSG Cutting News ◇◆ -Aerospace Edition,2013- ◆◇       □================================================================== OSG TAP & DIE, INC(アメリカ・シカゴ)が発行している『OSG Cutting News』。 その内容には、日本のメルマガ会員の方々にも役立つ情報もあるということで、 不定期ですが月刊 OSG E-mail倶楽部でもご紹介しています。 こちらには目次を、詳細は専用ページを見ていただけるようにリンク先を 掲載しておきます。 今回は「航空機産業」特集です。 -CONTENTS- Machinist Wanted The “Cool” Coolant (“クール”な クーラント)※ Defense Budget Cuts’ Effects on Local Markets Experience the VGx Efficiency XPF for Exceptional Performance ≪Cutting News 原文PDFはこちらからご覧いただけます≫   /support/club/pdf/cn_aero_13.pdf?mail_m1307 ≪※印は日本語訳のあるものです。日本語訳はこちらからご覧いただけます≫   /support/club/pdf/cn_aero_13(j).pdf?mail_m1307 -------------------------------------------------------------------- 【ご意見・ご要望はこちらまで】 OSG企画部 E-mail倶楽部担当宛 mailto:news-info@osg.co.jp -------------------------------------------------------------------- 【OSG E-mail 倶楽部の受信を希望されない方】 誠にお手数ですが、下記アドレスでご退会手続き願います。 /support/club/withdrawal.php 【メールアドレス等の登録情報を変更されたい方】 誠にお手数ですが、一度退会手続きの上、再登録をお願い致します。 /support/club/index.php -------------------------------------------------------------------- 【このメールはOSG E-mail倶楽部会員様に自動的にお送りしております】     このメールに対して返信しないようお願いいたします。   このメールに心当たりのない場合やご不明な点がある場合は、   mailto:news-info@osg.co.jp までご連絡ください。 ==================================================================== 発行:オーエスジー(株) 企画部 http://www.osg.co.jp/ OSG E-mail倶楽部の記事を許可なく転載することを禁じます。 copyrights(c)OSG Corporation. All rights reserved. ====================================================================