╋■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃                                  ┃月刊 OSG E-mail 倶楽部 (第99号)         2013年12月発行 ┃ ╋□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ お待たせしました第99号、月刊 OSG E-mail倶楽部! 電子メールでお得意様にさまざまなOSG情報を毎月お届けします! 本メールマガジンは、以前に、弊社主催のセミナー・イベントに参加 頂いた方やOSG E-mail 倶楽部へ入会頂いた方、あるいはお名刺の交換や メールでのやり取りをさせて頂いた方にお送りしております。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ みなさんこんにちは、メルマガ担当の右京です。 気が付けば師走。 来年の年賀状の準備を始めました。 頂いた年賀状を取り出し、久しく会っていない友人や先輩のことを思い出し、 一年を振り返る時間が多くなってきた右京です。 皆さまはどんな一年をお過ごしでしたか? それではOSG月刊メールマガジン12月号、どうぞ最後までお付き合い下さい。 ┌── INDEX ──────────────────────────┐  (1)目からウロコ 技術の玉手箱 Vol.99 (2)特集(製品情報) A-TAP開発者より (3)アメリカ駐在員発 英語よもやま噺 第82話                └────────────────────────────────┘ □================================================================== ■技術の玉手箱  Vol.99 ◇◆ 隅R、重要です ◆◇ □================================================================== 隅R(すみアール)というのは、エンドミルで切削加工をする時に出てくる用語です。 隅は、「部屋の隅」のように凹んだ部分のカドを指し、 角(かど)は、「机の角」のように出っ張った方を指して使うことが多いですね。 様々な形状を自在に削り出すエンドミルですが、物理的にどうしても無理な加工が あります。 それは、壁と壁がぴっちり90度で交わっている「ピンカドの隅加工」。 ここで、枡(ます)をイメージしてみてください。 お酒を飲んだり、節分の豆を入れたりする、木製の四角い入れ物ですね。 枡の内側をエンドミルで削る場合、工具を直角に送っても、隅は直角になりません。 直径10mmのエンドミルなら半径5mmのR(R5)が付き、直径4mmなら半径2mmのR(R2)です。 「あれ?ボールエンドミルじゃなくて、スクエアでも丸くなるの?」 と思われた方に追加の解説です。 刃先が直角のスクエアエンドミルでも、側面は必ず、丸くなります! なぜなら、エンドミルは回転しながら削っているから。 ボールエンドミルの場合は、底も側面も丸くなりますね。 まだピンとこない方は、図に描くとすっきりご理解いただけるかと思います。 /support/club/pdf/sumi_r.pdf?mail_m1312 さて、この隅Rが加工の能率に大きく影響を及ぼします。 枡の深さが同じ30mmの時、R1とR5では加工の難しさが全く違ってきます。 R5では直径10mmの工具が使えるため、刃長もそれほど長くなく(加工長は 刃径の3倍)、能率良く削ることができますが、R1の指示では工具径2mmで 刃長もしくは首下長が30mm以上のロングネックタイプが必要となり(加工長は 刃径の15倍)、コリコリ少しずつ削らざるを得ません。 隅Rの指示ひとつで、加工工具も限られ、切削の能率がガタ落ちで 結果として大変コストのかかる加工になることもあります。 逆に、隅Rを大きめに設定できれば加工コストが抑えられます。 何気なく、見過ごしがちな「隅」ですが、かなり重要な「隅」ですよ。 覚えておいてくださいね。 来月号はこの続きを・・・。 □================================================================== ■特集(製品情報) ◇◆ A-TAP開発者より ◆◇ □==================================================================  ~~A-TAP(Aタップシリーズ)への想い~~ 被削材や使用機械ごとのタップの使い分けに悩んでいるお客様への オーエスジーからの回答。これが答えです。 http://www.osg.co.jp/products/tap/001292.html?mail_m1312 ***きっかけはお客様のトラブル相談*** 当社のお客様相談窓口に寄せられるタップ加工に関するトラブルを分析したところ、 トップ3は  「タップの折損・欠け」  「ねじ精度の不良」  「ねじのむしれ・かじり」 でした。 これらはタップ加工中に切りくずがつまったり、工具に切りくずが巻き付いたり することが主な要因です。 この解消を目指して開発に着手しました。 ***カギは切りくずの排出性*** 開発段階では切りくずの流れに着目し、排出性を高めることに注力しました。 これには様々な効果があります。 まず、被削材の対応領域が大きく変わりました。 これ1本で一般鋼だけでなく、軟鋼やステンレス鋼などにも対応できます。 そして使用機械。 これ1本で同期送り機構付マシニングセンタでの高速加工から、 ボール盤での低速加工まで可能となりました。 ***Aタップで、タップ加工の常識を変える*** お客様の現場では、新旧含め様々な機械を使われることが多いです。 これまでは被削材・使用機械ごとに工具を用意する必要がありましたが、 Aタップがあれば ⇒1本で済みます。工具管理が容易になる。 ⇒最新機械での高速加工が可能となるだけでなく、  幅広い被削材や使用機械にも対応できます。 そして何よりも、切りくずトラブルを低減することで、 お客様に安心感を持って頂くことができます。 Aタップは、タップ加工に悩むお客様への新しいソリューションです。 是非一度お試しください。 今後は実際にお使いのお客様の声などをご紹介していく予定です。 お楽しみに! □================================================================== ■英語よもやま噺 第82話 ◇◆ 101 ◆◇       □================================================================== 101(ワン・オー・ワン) 2か月続けて数字の話。 数字の‘百一’をこう読む時の話です。 学校の授業科目。 経理初級、とか、経理1、と言った感じ。 つまり、初級。 入門。 といった感じとなります。 よく使われますから、覚えておくと得です。 本来は、 Accounting 101(アカウンティング・ワン・オー・ワン) Economics 101 (エコノミクス・ワン・オー・ワン) と学校で使います。 経理初歩、経済学入門。 学校の教科で、101 が付いているのは全て「初歩・初級」の科目 という意味があるようです。 それから、102、103、110、120と段階的に教科がレベルアップしていきます。 日本でいうと、数I、数II、数III、と言った感じでしょうか。 「オーイ! 反町!  次から次へと可愛い女の子を連れて歩いているけど、どうして?  How to approach 101  女の子の口説き方入門、の講義してくれない?」 -------------------------------------------------------------------- 【ご意見・ご要望はこちらまで】 OSG企画部 E-mail倶楽部担当宛 mailto:news-info@osg.co.jp -------------------------------------------------------------------- 【OSG E-mail 倶楽部の受信を希望されない方】 誠にお手数ですが、下記アドレスでご退会手続き願います。 /support/club/withdrawal.php 【メールアドレス等の登録情報を変更されたい方】 誠にお手数ですが、一度退会手続きの上、再登録をお願い致します。 /support/club/index.php -------------------------------------------------------------------- 【このメールはOSG E-mail倶楽部会員様に自動的にお送りしております】     このメールに対して返信しないようお願いいたします。   このメールに心当たりのない場合やご不明な点がある場合は、   mailto:news-info@osg.co.jp までご連絡ください。 ==================================================================== 発行:オーエスジー(株) 企画部 http://www.osg.co.jp/ OSG E-mail倶楽部の記事を許可なく転載することを禁じます。 copyrights(c)OSG Corporation. All rights reserved. ====================================================================